家に帰るとやる気がなくなる
外にいる時は「帰ったらこれをやろう、あれをやろう」と思っているのに家に帰ると「やっぱりいいや」となかなか行動が出来なかったり後回しにしてしまうことはないでしょうか。
今回は家に帰るとやる気がなくなってしまう原因と解決方法についてご紹介します。
家に帰るとやる気がなくなるのはなぜか
家に帰るとやる気がなくなるのは典型的な現在志向バイアス(Present Bias)によるものです。
人間は遠い未来の利益よりも、目の前にある小さな快楽(スマホやゴロゴロ)を優先する特性があり、「家=リラックス」が習慣化されていて「帰宅=スマホやゴロゴロ」が習慣になっているとも言えます。
外にいる時は興奮している「交感神経モード」なので、意欲や計画性も高く、何かを達成したいという気持ちがあるのであれもこれもとやるべきタスクや予定を立てますが、家に帰ると「副交感神経モード」の安静状態になります。
リラックスモードに入ってしまうと先に立てたタスクや予定が面倒に感じて、疲れや環境の変化(例えば自分の部屋の快適さなど)によってモチベーションが下がり「やっぱりいいや」「明日やろう」と思ってしまうのです。
家に帰るとやる気がなくなってしまう対策方法
外にいる「交感神経モード」でタスクや予定を立てると、たいてい成功できなくて「あぁ結局何もしなかった」と自分を責めてしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで家に帰るとやる気がなくなってしまう対策方法を紹介します。
タスクを小分けにする
タスクが多いとその分ハードルが高く感じて、いざ家に帰るとやる気が出ないということがよくあります。
タスクを小分けにしてハードルを下げて、まずは少しでも始めることが大切です。
やる気があるから行動できるのではなく、行動するからやる気が出ます。
タスクをやる専用のスペースを作る
家はリラックスできる場所、トイレは用を足す場所、ベッドは寝る場所のようにタスクをやる専用の部屋やスペースを作るのがおすすめです。
この専用スペースを作る際に普段スマホを触ったりゴロゴロしているようなリラックスしている場所は避けるようにしましょう。
家に帰宅する前にタスクをこなす
タスクをやる専用のスペースを作るということにも言えますが、家に帰る前にタスクを全てこなしてしまうのも対策方法の一つです。
- 勉強・読書=図書館やカフェ
- 筋トレ・運動=公園やジム
上記は一例ではありますが、やりたいタスクをこなせる場所があるなら帰宅しないで直行することで意欲や計画性の高い「交感神経モード」でタスクをこなすことが出来ます。
自分へのご褒美を設定する
チョコやアイスなど小さなご褒美でもいいので、タスクを達成したら自分へのご褒美を設定するのも良いでしょう。
タスクにスマホを使わない場合はタイムロッキングコンテナを利用して、タスク中はスマホを触ることが出来ないけどタスクが終わったら、ご褒美としてスマホを使えるようにするのもおすすめです。