ありがとうとごめんなさいが言えない人の共通点|育ちと心理に隠された原因
職場や家族、恋人との関係の中で、
「この人、ありがとうもごめんなさいも言わないな…」
と感じたことはありませんか。
何かしてあげても感謝の言葉はなく、
トラブルが起きても謝ることはない。
そんな態度が続くと、
「性格の問題なのかな」
「関わらない方がいい人なのかも」
と思ってしまうこともあるでしょう。
しかし実は、
ありがとうとごめんなさいが言えない人には、
ある共通した心理や育ちの影響が見られることがあります。
それはわがままや非常識ではなく、
本人が無意識のうちに身につけてしまった心の防衛反応である場合も少なくありません。
この記事では、
ありがとうとごめんなさいが言えない人に共通する特徴や心理、
育ってきた環境との関係についてわかりやすく解説します。
「どうしてあの人は変わらないのか」
「自分の接し方は間違っているのか」
そんな疑問を整理するヒントになれば幸いです。
ありがとうとごめんなさいが言えない人の共通点
ありがとうとごめんなさいが言えない人には、いくつかの共通点があります。
それは非常識だからでも、思いやりがないからでもありません。
多くの場合、自分を守るために身についた心の反応であることが多いのです。
自分の非を認めることが極端に苦手
ミスやトラブルが起きたとき、
「自分が悪かった」と認めることは、誰にとっても勇気がいります。
特に謝ることで責められた経験が多い人ほど、
自分の非を認めること自体に強い恐怖を感じてしまいます。
プライドが傷つくことを強く恐れている
ありがとうやごめんなさいは、
自分の立場を一時的に下げる行為だと感じる人もいます。
そのため、プライドが傷つくことを極端に恐れ、
言葉を飲み込んでしまうのです。
謝罪や感謝を「負け」と捉えている
本来、感謝や謝罪は人間関係を円滑にするためのものです。
しかし一部の人は、無意識のうちに
「言ったほうが負け」
「折れたら終わり」
と考えてしまいます。
指摘されると防衛的になりやすい
少し注意されただけで機嫌が悪くなったり、
話をそらしたり、言い訳が増えたりすることがあります。
これは攻撃しているのではなく、
傷つかないための防衛反応です。
なぜ「ありがとう」と「ごめんなさい」はセットで言えなくなるのか
ありがとうとごめんなさいは、まったく別の言葉のように見えます。
しかし心理的には、どちらも共通点があります。
それは、
自分の立場を一時的に相手に委ねる行為であるという点です。
どちらも「自分が下になる」と感じてしまう
感謝も謝罪も、相手を認める行為です。
そのため「自分のほうが弱く見えるのではないか」と不安になる人ほど、両方を避ける傾向があります。
完璧でいなければならないという思い込み
「間違えてはいけない」
「できて当たり前」
そんな価値観が強いと、謝ること自体が許せなくなります。
結果として、ありがとうもごめんなさいも言えなくなってしまうのです。
弱さを見せることへの強い恐怖
感情を見せること=弱みを握られること、
と感じている人もいます。
そのため、心を閉ざすことで自分を守ろうとします。
ごめんなさいが言えない人の心理
ごめんなさいが言えない人は、単なる意地っ張りではありません。
自分が否定されるように感じてしまう
謝罪の場面を「人格そのものを否定される瞬間」と捉えてしまう人もいます。
「謝ったら自分の存在価値が下がる」
そんな極端な思考が、謝罪を妨げます。
過去に強く責められた経験がある
過去に失敗したとき、必要以上に怒られたり、長く責められたりした経験があると、
謝ること自体がトラウマになる場合があります。
謝ると責め続けられると思い込んでいる
一度謝ると、相手がいつまでも責めてくるのではないか。
そんな不安から、最初から謝らない選択をしてしまう人もいます。
ごめんなさいが言えない人の育ち・家庭環境
人の謝罪や感謝の価値観は、育った環境の影響を大きく受けます。
失敗を許されない家庭で育った
ミスをすると厳しく叱られたり、否定された家庭では、
「失敗=悪」という考えが強く残りやすくなります。
謝ると怒られる環境だった
「謝るくらいなら最初からするな」
「言い訳するな」
そんな言葉を浴びて育つと、謝罪そのものが怖くなります。
親が謝らない姿を見て育った
家庭内で親が謝らない姿を見て育つと、
「謝らないのが普通」という価値観が自然と身についてしまうこともあります。
関わる側が感じやすいストレス
ありがとうもごめんなさいもない関係は、少しずつ歪みを生みます。
- 自分ばかり我慢しているように感じる
- 話し合いが成立しない
- 感情を押し殺す場面が増える
最初は小さな違和感でも、積み重なることで大きなストレスになります。
無理に変えようとすると関係が悪化する理由
「ちゃんと謝ってほしい」
「ありがとうくらい言ってほしい」
そう思うのは自然なことです。
しかし正面から指摘すればするほど、相手は防衛的になりやすくなります。
相手に何度伝えても変わらないと、
「自分の伝え方が悪いのかな」
「私が我慢すればいいのかな」
と考えてしまう人も少なくありません。
ですが、人の性格や価値観を
一人で背負い続ける必要はありません。
最近では、第三者の視点で
気持ちを整理できるオンライン相談も増えています。
答えを出すためではなく、
「今の自分がどれだけ疲れているか」を
言葉にするだけでも、心が軽くなることがあります。
▶︎ 誰にも言えない悩みを相談してみる
(※アフィリエイトリンク)
指摘=攻撃として受け取られやすい
本人にとっては、言葉の問題ではなく「存在そのものを否定された感覚」になることがあります。
正論ほど反発を招きやすい
正しいことを言っているのに、話がこじれる――
それは相手の心の壁に触れてしまっているからです。
変わるには本人の気づきが必要
周囲がどれだけ頑張っても、
変化は本人が気づいたときにしか起こりません。
関わる側が無理をし続ける必要はないのです。
ありがとうもごめんなさいも言えない人の将来
こうした状態が長く続くと、
人間関係は少しずつ疲弊していきます。
- 信頼が積み重ならない
- 誤解が解けない
- 人が静かに距離を取っていく
本人は理由がわからないまま、孤立感を深めてしまうこともあります。
この点については、次の記事で詳しく解説しています。
👉 ありがとう・ごめんなさいが言えない人の末路についてはこちら

まとめ|言葉の問題ではなく心の問題であることが多い
ありがとうとごめんなさいが言えない人は、
冷たい人でも、意地悪な人でもありません。
多くの場合、
- 傷つくことへの恐れ
- 過去の経験
- 育ってきた環境
が複雑に絡み合っています。
相手を理解することも大切ですが、
同時に自分の心を守ることも忘れてはいけません。
無理に変えようとせず、
適切な距離を保つことも、健全な人間関係の一つです。
この記事を読んで、
「自分ばかり我慢してきたかもしれない」
と感じた方へ。
人間関係の中で無理を重ねてきた人に向けて、
心の境界線や自己尊重について書かれた本もあります。
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
自分のペースで気持ちを整理したい方は、
こうした書籍を参考にするのも一つの方法です。

