猫がご飯を落として食べるのはなぜ?わざと?本能?理由をわかりやすく解説
猫がご飯を食べるとき、
わざわざフードを床に落としてから食べている姿を見たことはありませんか?
「行儀が悪いの?」「遊んでるだけ?」「しつけた方がいい?」
と、不安や疑問を感じる飼い主さんも多いはずです。
実は、猫がご飯を落として食べる行動には、
本能・性格・環境など、いくつかの理由があります。
この記事では、
- 猫がご飯を落として食べる理由
- 問題ないケースと注意すべきケース
- しつけるべきかどうか
- 改善したい場合の考え方
を、これまでの記事内容ともつなげながら、わかりやすく解説します。
猫がご飯を落として食べるのはなぜ?
猫がご飯を食べるとき、わざわざフードを床に落としてから食べる行動を見ると、
「行儀が悪いのかな?」「遊んでいるだけ?」「やめさせた方がいい?」
と不安になる飼い主さんも多いでしょう。
しかし、猫がご飯を落として食べる行動は、決して珍しいものではありません。
多くの場合、猫にとっては自然な行動であり、問題がないケースもたくさんあります。
まずは「異常な行動なのかどうか」を冷静に見極めることが大切です。
猫がご飯を落として食べる主な理由
この行動には、本能・性格・食事環境など、いくつかの理由が考えられます。ひとつだけが原因とは限らないため、当てはまるものがないか順番に確認していきましょう。
狩猟本能の名残
猫は本来、獲物を捕まえてから安全な場所で食べる動物です。
フードを一度口にくわえ、床に落としてから食べる行動は、
狩猟本能の名残と考えられています。
特に、
- 若い猫
- 活発な猫
- 遊び好きな猫
に多く見られる傾向があります。
食器が合っていない
猫がわざわざ床で食べる場合、
食器そのものが食べにくいと感じている可能性もあります。
- ヒゲが縁に当たる
- 食器が深すぎる
- 形が合っていない
こうした場合、猫は「床の方が楽」と判断し、フードを外に出して食べます。
詳しくは
▶ 猫の食器が合わないサインを解説した記事
も参考にしてみてください。

食器の高さが合っていない
床置きの食器では首を深く下げる必要があり、
姿勢がつらく感じている猫もいます。
その結果、
「床に落とした方が食べやすい」
と学習してしまうことがあります。
高さについては
▶ 猫の食器の高さの目安を解説した記事
で詳しく解説しています。

遊び食い・性格によるもの
猫の中には、
- 1粒ずつ確認する
- 床に落とした音や動きを楽しむ
といった性格的な理由でフードを落とす子もいます。
この場合、行動そのものを無理にやめさせる必要はありません。
猫がご飯を落として食べるのは問題?
ご飯を落として食べるからといって、必ずしも問題があるとは限りません。ただし、体調不良や加齢による変化が隠れている場合もあるため、問題ないケースと注意すべきケースを見極めることが重要です。
問題ないケース
以下に当てはまる場合は、基本的に心配はいりません。
- 食欲があり完食できている
- 元気に動いている
- 体重に変化がない
この場合、猫自身は困っておらず、
困っているのは「床が汚れる」「掃除が大変」という飼い主側の問題であることが多いです。
注意したいケース
一方で、次のような変化がある場合は注意が必要です。
- 急に落として食べるようになった
- 食べにくそう、痛そうな様子がある
- 高齢猫で行動が変わった
このような場合は、
▶ 猫がご飯をこぼす原因と対策の記事
も確認しつつ、必要であれば動物病院に相談しましょう。

しつけた方がいい?無理にやめさせるべき?
結論から言うと、無理にしつける必要はありません。
猫にとって自然な行動を無理にやめさせると、
- 食事ストレスが増える
- 食べなくなる
- 飼い主との関係が悪くなる
といった逆効果になることがあります。
大切なのは「行動を直す」ことではなく、
困らない環境を作ることです。
どうしても気になる場合の対策
行動そのものを直すのではなく、環境を整えることで困りごとを減らすのが猫には向いています。食器や高さ、床環境など、今日からできる工夫を紹介します。
食器を見直す
- ヒゲが当たりにくい
- 浅くて広い
- 安定感がある
といった食器に変えるだけで、行動が減ることもあります。
食器の高さを調整する
高さ付き食器やスタンドを使うことで、
「床の方が楽」という感覚がなくなる猫もいます。
床マットで対応する
行動自体を直すのではなく、
掃除を楽にする対策も立派な解決方法です。
防水マットや滑り止め付きマットを敷くことで、
飼い主のストレスは大きく減ります。
猫がご飯を落として食べるときに役立つアイテム
猫がご飯を落として食べる行動は、多くの場合、しつけの問題ではありません。
そのため「やめさせる」よりも、困らない環境を整えることが現実的な対策になります。
ここでは、行動を無理に変えずに済むアイテムを紹介します。
ヒゲが当たりにくい「浅くて広い猫用食器」
猫がフードを床に落として食べる場合、
今使っている食器が食べにくいと感じている可能性があります。
浅くて広い食器は、
- ヒゲが当たりにくい
- フードをすくいやすい
- 食器の外に出す行動が減る
といったメリットがあります。
「高さのある食器・スタンド」で床に落とさなくても食べやすく
床に落としてから食べる猫の中には、
「床の方が姿勢が楽」と感じているケースもあります。
高さ付き食器やスタンドを使うことで、
わざわざ床に落とさなくても食べやすくなる猫もいます。
行動を直さない選択肢「食事マット」
どうしても落として食べる行動が続く場合、
行動を直す必要はありません。
防水・滑り止め付きの食事マットを敷くだけで、
- 床が汚れにくい
- 掃除が楽
- フードが転がらない
といったメリットがあります。
フードの粒が気になる場合は「小粒タイプ」も検討
フードをくわえ直す途中で落としている場合、
粒が大きすぎる可能性もあります。
小粒タイプやウェット併用にすることで、
落として食べる頻度が減るケースもあります。
まとめ|猫がご飯を落として食べるのは理由がある
猫がご飯を落として食べる行動は、
多くの場合、本能・性格・環境によるものです。
- 無理にしつける必要はない
- 猫が困っていないケースも多い
- 環境を整えることが一番の対策
これまでの記事とあわせて、
「原因を知る → 環境を整える」
という視点で向き合うことで、猫も飼い主も快適な食事時間を過ごせるようになります。

