【握力】パワーボールかハンドグリップどっちがいい?比較メリットデメリット
握力を鍛えるためのアイテムであるパワーグリップとハンドグリップ
それぞれにどのような効果があるのか、購入するにあたってどちらを選ぶべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと握力を強くしたいのであれば圧倒的にハンドグリップがおすすめ!
今回はパワーボールとハンドグリップの違いについて詳しく解説します。
パワーボールとハンドグリップ比較
握力には3つの種類があり
- クラッシュ力(握りつぶす力)
- ホールド力(持ち続ける力)
- ピンチ力(指でつまむ力)
多くの人が「握力」といって思い浮かべる握力は握力計などでも使うクラッシュ力。つまりハンドグリップで手に入る握力のことを指します。
ハンドグリップとパワーボール。それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
・ハンドグリップ
メリット | デメリット |
クラッシュ力がつく ※ホールド力もつく ※ピンチ力もつく 〜160kg以上と種類豊富 どこでも出来る 半永久的に使える | どうにもならないあまりに高強度のものを選ぶと全く役に立たないものになる |
・パワーボール
メリット | デメリット |
ホールド力がつく ながらで出来る | ものによっては音がうるさい 落とすと壊れる 場所を選ばずどこでも出来るわけではない |
純粋に握力を鍛えるならハンドグリップ一択
握力の筋力アップに効果的なハンドグリップ
クラッシュ力を鍛えることで自ずとホールド力、ピンチ力も鍛えられるので握力を鍛えるのならハンドグリップをおすすめします。
ただし、何回も握れるような低負荷のものを何回も握ったところで筋持続力は鍛えられても握力アップには効果的ではありません。
握力以外の他のトレーニング同様に筋力アップには高強度トレーニングが必須。
- 10回以下が限界なもの
- 1回握れるかぐらいのもの
こうした強度の高いハンドグリップを選んで鍛えるのが最も効果的です。
1日2日筋肉痛になる程のトレーニングを週に2、3日。それを1〜3ヶ月も続けたら必ず握力は強くなります。
ハンドグリップでホールド力をつける
クラッシュ力を鍛えることで自然とホールド力・ピンチ力も上がりますが、パワーボールで鍛えられるホールド力はハンドグリップでも重点的に鍛えることが出来ます。
それはハンドグリップを握り込んだまま維持すること。
上記でおすすめした高強度のものでは維持するのがきつくて出来ないこともあるかもしれませんが、ハンドグリップを使って握力を鍛えていくと自然と握力が強くなり今まで使っていたものが物足りなく感じるようになります。
そういったものを使って握り込んだままキープすることでパワーボール同様にホールド力を重点的に鍛えることが可能。
弱い負荷のグリップはアップに使うことも出来れば、指で握ればピンチ力もつく。ほとんど壊れることがない半永久的に使えるハンドグリップがおすすめです。
おすすめのハンドグリップ
数あるハンドグリップの中で圧倒的におすすめなのが世界No.1の人気を誇る米IRONMIND社のキャプテンズ・オブ・クラッシュ ハンドグリッパー(通称CoCグリッパー)27kg〜165kgの計11種類
少し高いというデメリットもありますが、ローレット加工された圧倒的な握りやすさと美しい外観。値段なだけあってしっかりとした高品質でおすすめです。
出来るだけコストを抑えたい人は値段が安く22〜158kg(7種類)と高強度も扱うRPM Sports、もしくは負荷調節タイプのGD IRON GRIPがコスパが良いです。
パワーボールを選ぶ人はどういった人?
パワーボールで鍛えられるホールド力がハンドグリップでも鍛えられるのにあえてパワーボールを選ぶ理由は何なのか。
- ホールド力が鍛えたい
- 筋持続力を鍛える
- 回すのが楽しい
- 筋肉の張り(効いてる感)
- 良い気分転換になる
- 飽き性でも続きやすい
こうした理由だと思います。
同じ握力でもハンドグリップで鍛えるのとはまた違ったトレーニングなのでテレビなど見ながらでもやりやすかったり遊び感覚で良い気分転換になるでしょう。
しかし、パワーボールをやったことない人は最初のうち効果がかなり実感できると思いますがどうしても1、2ヶ月程度ですぐに慣れてしまいます。
※つまりパワーボールの基礎筋肉はすぐにつくので握力アップにはあまり効果的ではない。その点だけ注意が必要。
パワーボールの選び方
パワーボールの種類は大きく分けて2種類
- 紐式タイプ
- オートスタート機能付き
カウンター機能つきというものもありますが正直これは持ち手側にカウンターがあって見にくいので不要と考えます。
紐式は安いけど自分で毎回紐を巻いて回さないといけない。オートスタートは紐式より少し高いけどスタートが楽という違い。
コスパをとるなら「紐式」楽さをとるなら「オートスタート」と好みのものを選びましょう。
それとものによっては回る音がかなりするのでその音を楽しみにするのか、静かな方が良いのかも好みで選びましょう。
余裕があるならこれ
もし余裕があるのであれば3000円程度の格安のものでも良いので握力計を1つ持っておくことをおすすめします。
- 握力を測って成長を実感できる
- モチベーションUPに繋がる
- 目標を立てやすい
これ以外にも握力計を使ったトレーニングが出来るからです。
握力計を握る。リセットボタンを押す。これを繰り返すことでかなり効果的に鍛えることが出来ます。
ハンドグリップとの違い
上記写真の通りに握力計とハンドグリップでは作りに明らかな違いがあります。
- 握力計は並行
- ハンドグリップは八の字
八の字型のハンドグリップでは通常の握り方では人差し指側にあまり力が入らない。小指と薬指側の力を特に使います。
※ハンドグリップを逆さに持つことで人差し指中指側を重点的に鍛えられる。
それに比べてハンドルが並行になっている握力計では指全体の力を満遍なく使って握ることになります。
握力計の数値を上げたいのなら握力計を握って鍛えるのが1番。
身体測定でも使われるグリップD握力計も含め、一般的に販売されている握力計では90〜100kgでエラー(もしくは振り切る)になってしまうのでそれ以上を計るのであれば油圧式が必要になります。
まとめ:パワーボールとハンドグリップどっちがいいか比較
パワーボールとハンドグリップどちらを選ぶべきか、それぞれのメリットとデメリットについて紹介しました。
まとめとしまして圧倒的にハンドグリップをおすすめ。余裕があるなら握力計で成長を計りながら握力計も使ってトレーニングを行うのが握力を鍛えるのに効果的です。
握力が強くなってハンドグリップの強度が弱くなったように感じても
- アップに使う
- トレーニング後の追い込み
- 握り込んで維持してホールド力
- 指で握ってピンチ力
とたくさんの使い方ができるのでぜひ有効活用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。