ゲーム用語デイリーとは【面倒に感じてもついやってしまう心理効果】
最近のゲームでよく使われる「デイリー○○」
結論から言うとこれは”毎日”行われるイベントやミッション。ログインするだけでもらえるもののことを言います。
この毎日やることが出来て嬉しい反面、実は飽きて面倒に思っても「デイリーをやらないと」と思わせる心理効果が使われています。
そこで今回は
- ゲーム用語デイリーとは
- 面倒に感じてもやってしまう心理効果
について紹介します。
ゲームのデイリーとは
デイリーの意味は「毎日の、日々の、日常の」という意味になります。
つまり1日度に利用回数が限定された
- 1日に○回なにかが貰える
- 1日に○回回せるガチャ
- 1日に○回入れるダンジョン
- 1日に○回貰えるポイント
このように無制限に得たり利用できるものではなく日毎に回数制限が設けられたコンテンツのことを言います。
チャットなどで「デイリー参加できる人希望」のようにいう場合は基本的に毎日参加できる人のことを指します。
ちなみにウィークリー○○というと1週間毎のコンテンツになります。
デイリーの狙い
デイリー○○というと比較的に短い時間で済むコンテンツが多く、ライトユーザーには嬉しい要素でもあります。
なぜ数多くのゲームタイトルでこの「デイリー」が使われているのか、大きく分けて2つの目的があります。
プレイヤーの格差を減らす目的
1つ目が先発組と後発組のプレイヤーの格差が大きくならないように減らす目的です。
オンラインゲームなんかではたくさんの人と一緒にプレイして楽しむことが出来ますが、時間やお金を多くかけたヘビーユーザーとそうでないライトユーザーの格差があまりにも開きすぎてはライトユーザーが面白くありません。
一昔前のゲームなんかではこの傾向が強くライトユーザーが入りにくい、もしくは離れていくゲームタイトルが多くあったように感じます。
そうなると残るのは時間やお金をたくさん掛けているヘビーユーザーのみ。余計に新規ユーザーが参入しにくい環境となるでしょう。
新規ユーザーが入ってきやすく、ライトユーザーに楽しんでもらう。ゲームを盛り上げるためにもこうした工夫は非常に素晴らしい手法だと思います。
プレイヤー離れを防ぐ目的
もう一つの目的はプレイヤー離れを防ぐという目的。
毎日ゲームにログインをしてもらう。毎日遊んでもらうといった目的です。
比較的に短時間で出来てアイテムや経験値といったものを多くもらえるデイリー要素はゲームを始めるためのハードルが低くなっており、やらないと「勿体無い」という気持ちを上手く使っています。
これにより既にあまりやっていないプレイヤーでもゲームが消しにくい、やらなければいけないといった感情になりやらなくなっても離れにくい状態になります。
デイリーには注意も必要
毎日やることができて”ゲームを楽しむ”という点では素晴らしいシステムだと思いますが、だからこそ注意も必要です。
人間の心理効果に「サンクコスト効果」というものがあり、これまでに注ぎ込んだ投資(時間・お金・労力)を無駄にしたくないと感じます。
- デイリーをしていなくて焦る
- 既にやっていないのに毎日ログイン
- 既にやっていないのにガチャだけ回す
これらは完全にサンクコスト効果にハマって「もったいない」と感じてやめにくくなり更に損失を増やすことになってしまいます。
まとめ:ゲームで使われるデイリーとは
ゲームでよく使われるデイリーについて解説しました。